6.15市民集会へのメッセージ紹介①(2025.6.2)
- まほろば
- 6月2日
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更新日:7 日前
奈良教育大附属小を守る会は、来る6月15日(日)に、各団体と協力して第3回奈良教育大附属小学校の教育を守る市民集会を開催いたします。
集会へのメッセージを募集中です。今までに寄せられたメッセージを以下に紹介いたします。
・奈良教育大学附属小の教育を守ることは、平和につながると信じています。応援しています。
・東京・大阪のように、政治の教育への不当な介入が当たり前にならないように、これからも声をあげていきたい。(山本昌彦・大阪市教員)
・目の前の子どもを第一にした教育づくりを!人間教師を大事にする教育を!多様な実践を認めてこその豊かな教育の実現を!
・出向についての取り決めが組合と大学法人、県教育委員会との間できちんとつくられることがとりあえず肝要かと感じています。
・軍備配備が密やかに驚くほど九州、沖縄、南西諸島に進み、米指揮下の演習も。教育の自由も真綿でしめるように奪われていく。地域は離れていますが、見つめ応援しています。
・「附小裁判をともに闘う会」の山室です。8年前に附小を定年退職した者です。
この春、強制的に「出向」「学内配転」させられていた教員が附小に原職復帰し、新たな「出向」などもありませんでした。皆さまからのご支援に感謝の気持ちでいっぱいです。
附小は、子どもたちと保護者と教職員が力を合わせ、“手づくりの教育”を創ってきた学校です。学校給食も自校献立・自校調理で、三者で何十年もかけて子どもたちの成長・発達のために試行錯誤をつみ重ねてきました。“手づくり”だからこそ、それぞれの“居場所”となることができた学校です。
その営みが「不適切」とされたのです。
学習指導要領どおりにやってきて、もし「不適切」とされたとしても、それほどショックも腹立たしさも無かったかもしれません。でも、そうではないのです。苦労して“手づくり”してきたことを突然「不適切」とされ、大きなショックと腹立ちを抱いているのです。
“手づくりの教育”が否定されるということは、教員としての専門力が否定されるということでもあります。
そして、教員としての専門力が必要とされないということは、頑張って教員になった若いエネルギーが「あれっ?なんか話が違うやんか」と退職し、ある程度の期間勤めた者は「教職がわたしから去っていった」と早期退職していくことです。
教員不足は、国が政策としてわざとつくり出した国策なのか…?
教育研究者の鈴木大裕さんは、「学力テストと結果責任を軸にした教育『改革』は公教育の市場化と民営化につながる」と指摘しています。学テと「結果責任」とICT活用で、人としての教員と、そのための予算を削ろうと考えているのでしょうか。
原職復帰を果たせたいちばんの理由は、みんなが“声を挙げた”ことだ、とわたしは思いっています。
裁判で、組合の団体交渉で、全国の仲間は集会や会報・教育誌で、そして、子どもたちや保護者有志は署名などで、それぞれが“声を挙げた”。「声を挙げなければ何も変わらないんだ」と思います。
でも、声を挙げることは簡単ではありません。
毎日毎日、介入や押しつけの対応に追われ、疲弊しています。これが一重目。
また、声を挙げることが正しいのかどうか?この市民集会のような場にいれば「自分は正しい」と思えますが、わたし自身も「いまやっていることが正しいのか?」と不安になることがありました。これが二重目。
そして、いちばんの問題は、仲間や社会が受け入れてくれるのか?“声を挙げた”ことで、逆に“一人きり”になるのではないか?これが三重目。
声を挙げることは簡単ではなく、こうした三重の不安や患いを伴います。
でも、こうした不安や患いを多くの支援の“声”が取り除いてくださいました。つながり合うことで力を得ることができました。
「出向」の不当さや教育課程への介入の誤りが認められたわけではなく、処分や人事交流「方針」も残されたままで、附小職場や教職員の“傷”の深さを思うと悔しさや腹立たしさが増します。これからも子どもたちや教職員のためにともに闘い、学び合いたいと願っています。引き続きご支援お願いいたします。
〔障がい者福祉事業所 こッから勤務/山室 光生〕
第3回奈良教育大附属小学校の教育を守る市民集会
◆日程: 2025年6月15日(日)10:00-12:30
◆会場: 奈良市中部公民館5階ホール
近鉄奈良駅から徒歩5分、JR奈良駅から徒歩10分
◆参加方法:
①当日、会場に参加
②当日オンライン参加(発言はチャットのみ)
③6月22日(日)20:00-22:30 Zoomによる録画配信視聴
(オンデマンドでなく、定時の「再放送番組」のように配信します)
◆参加申込とメッセージ受付:
以下のURLをクリックするかQRコードを読み込み、
申込フォームに必要事項を記入してください

※当日会場参加の場合には、事前申込なしでも来場は可能です。
◆主催 第3回奈良教育大附属小学校の教育を守る市民集会実行委員会
〇実行委員会構成団体:
奈良教育大附属小を守る会
附小裁判をともに闘う会
奈良教育大学附属学校園教職員組合付属小分会
奈良教育大学附属小学校不当出向命令無効確認訴訟を勝たせる会あいち
〇協力:
奈良教育大学附属小学校不当出向命令無効確認訴訟原告・弁護団
◆集会の内容:
1.開会宣言・あいさつ(守る会会長)
2.一年間の振り返り(守る会事務局長)
3.帰任者から
4.とりくみの報告と”今後”の課題
①弁護団から
②職場組合から(附小分会)
③参加者から
④研究者から(勝たせる会あいち)
5.「守る会」から
6.合唱「この学校で」
7.閉会あいさつ
◆宣伝用チラシ
ご活用ください。
