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Yahoo!Japanニュース 前屋毅さんの記事(2024.4.1)

Yahoo!Japanニュースに前屋毅さんが、「附属小の教員は『心外です』と言った パワハラもあった奈良教育大附属小問題の実態」という記事を書いておられます。


奈良教育大附属小教員へのインタビューをもとにした記事です。



ぜひお読みいただきたいですが、一部を抜粋し紹介させていただきます。



 2023年4月に赴任してきた小谷隆男氏は、当初のころの職員会議の冒頭で必ず、「すべての決裁権は校長にありますが、みなさんの意見を聞くために職員会議を行います」と宣言していました。会議の途中でも、「校長の権限を制約している」と指摘していました。声を大きくしたり、机を叩いたりしたこともあります。


 赴任直後から、「すべての決裁権は校長にあるはずだが、この学校では職員会議でいろいろな教員が意見を述べるし、校長の提案に反対して校長の決裁権を制約している。これは本来あるべき姿ではない」とも言いつづけていました。


 1学期の終わりごろには職員会議の冒頭での宣言はなくなり、机を叩いたりすることもなくなりました。しかし、校長の考え方や姿勢が変わったわけではありません。


|副校長の病欠は校長のパワハラ


―― 冒頭の宣言がなくなったのは、なにかきっかけがあったのですか。


 たぶん、副校長が病休にはいったことがきっかけだとおもいます。校長の当たりは、副校長に対してがいちばん強かった。


 パワハラだとおもいます。それで副校長がメンタル的にまいってしまって、病休にはいりました。


 そのパワハラについて、教職員組合として大学側に申し入れをしたし、産業医からも大学側に話があったはずです。組合に、大学からは正式な回答はありませんでした。


―― 校長が強硬な姿勢を示すほど、学校の運営には問題があったのでしょうか。


 3年前までは、校長は大学の教員が兼任していました。校長であっても、大学で授業したり研究したりしていますから、実質的には不在の状態です。


 そういうなかで、附属小では教員が話し合いながら運営をしていく体制になっていました。そういう実態を知らないのか、無視してやろうとしたのが小谷校長です。


 学校教育法施行規則で職員会議は校長の補助機関とされていることは私たちも知っていますが、実際問題として附属小は校長不在の状態だったので、教員たちの話し合いで多くのことを決めて、学校は運営されていました。その実態を無視して、いきなり「校長が決める」と言ってみても、学校は動いていきません。


―― そのあたりは、教員側から校長に説明はしなかったのですか。


 なんども説明しました。たしかに決めるのは校長だけど、それまでに教員の意見も聞かないと決められないのではないか、とずっと言っていました。


 私たちがそう言うと、その場では、校長はわかったようなわからないような曖昧な言い方をしていましたが、納得はしていませんでした。



4月1日、新年度の奈良県教職員人事異動が発表されましたが、奈良教育大学附属小学校の教員3名の公立小学校への出向先も発表されました(他に1名が奈良女子大附属小へ出向。教頭は戒告処分の上、大学内に新設される部署へ異動)


校長であった小谷隆男氏は、なんと奈良県教委教育次長になりました。




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1 Comment


前屋毅さんの附属小教員へのインタビュー記事を読ませていただきました。これまでの経過がよく分かりました。全教員を対象にした出向強行に踏み切った奈良教育大附属小学校への攻撃は、学校現場での自主的な教員同士の実践交流に基づく「教職の専門性」を、他ならぬ国立教育大学自身が否定するものだと受け止めざるを得ません。


記事からは、この攻撃が、2004年の「国立大学法人化」のあと、奈良教育大が附属小学校に「文科省にうける教育研究」を求めてきた時点で始っていたことが伺えます。国立大学が「大学運営費交付金」をより多く獲得するためには、文科省の意向にすり寄らざるを得ない姿が露わです。


私は都立高校での経験から、2000年前後から「教職員による学校運営」と「教職の専門性」の解体が、「教育行政による学校支配」と「学校教育の市場開放」のために求められてきたと考えています。東京で「日の丸・君が代」の強制が徹底された理由もここにあります。大きく見れば、学校教育場面でのナショナリズムとグローバリズムとが絡み合う姿と言えます。


私はまた、このサイトの様々な投稿を拝読して、「教職員による学校運営」と「教職の専門性」とがそれぞれ独立したものではなく、車の両輪のような関係にあることに気づきました。もしかしたら国立大附属学校、中でも奈良教育大附属小学校は、この両者を相互に保証し合って研鑽を深めてきた最後の学校だったのではないか、だからこそこれまでの教育実践をすべて押し流すような攻撃にあったのではないか、このように推察する次第です。


附属小教職員、この取り組みを支えてきた保護者や卒業生の皆さんに深い敬意を感じます。同時に在校生の皆さんの困惑を思い馳せざるを得ません。今後とも関心を寄せていきたいと思います。

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