正規教員を出校させるとの記事読みました。
子どもたちや保護者の思いやねがいを大切にしないやり方に憤りを感じます。誰のための学校なのか…。学校が学校として何かを決断してやることすべてがその学校のありようということになります。今回の学長側の方針決定は子どもたちや保護者のことなど何も考えていないものだと言わざるを得ません。こどもたちのゆたかな成長と発達を願い、保護者の思いにも丁寧に耳を傾けながら学校づくりをしてきた学校から、子どもたちや保護者のことは二の次、三の次にしながら、学校づくりを進めていこうという方針を決定したわけですから、このままいくとそういう学校ができあがることになります。子どもたちの最善の利益を追求しようとしない学校、何かあれば力ずくで問題解決を図ろうとする学校、そういう姿勢がそのまま子どもたちに伝わるわけですから、そこに子どもたちのゆたかな成長と発達が生まれるということは想像できません。
どんな学校でも何らかの問題や悩みを抱えています。その問題や悩みを全教職員でどうやって知恵や力を寄せ合って解決していこうかともがきながら一緒に進んでいくその営みこそが、教育の営みの本質であると思います。何かの力、権力を使い簡単に物事を見えなくしたり解決したことにすることは、教育の営みとは真逆のものだと思っています。時間はかかったとしても、子どもたち、保護者、そして教職員が育ち合っていけるような判断を強く求めたいと思います。