I先生の授業は子どもたちが主体的に自分の意見や考えを発言することができるような環境です。これは小学校教諭に必要な能力だと思います。子どもたちが発言している時、I先生はその子どもに近づき意見を言い終えるまで目を合わせ、頷きながら意見を聞いています。授業開始時に教室を走り回っていた子どももI先生の声を聞くと手を上げて自分の意見をI先生に伝えます。気づけば教室は手を上げてI先生を呼ぶ声と自分の意見を積極的に伝える声で溢れています。子どもたちからの意見を聞いたI先生は、優しく受け止め、また、その意見に対してさらに質問し、学習内容についてより深く考えることができるようにしています。I先生が子どもたちの意見を否定せず一つひとつ丁寧に受け取ることで深い信頼関係が構築され、子ども達全員が積極的に授業に参加することができています。
私も小学校教諭になり、クラス担任を持つようになったときはI先生のように子ども達が主体的に意見を発言することができるように子ども一人ひとり意見を受け止めたいです。そして、子ども達の意見を聞いてより深い学びにするために教材研究も積極的に行っていきたいです。