奈良教育大学学長、付属小校長、先生方へ
今回の問題の報道に大変心を痛めています。毎日、付属小で学び生活している子どもたちの育ちより、実施時間数が大切ですか?標準時数に足りないからと、補習をした公立小学校を聞いたことがありません。
全国の小学校教員たちが、付属小の研究発表や、授業にどれだけ学んでいるか、学長や校長はご存知ですか?今回の攻撃のやり方は弾圧のようで、子どもたちと教職員たちを深く傷つけています。
3年間で全員出向の方針を知り驚いています。公立小学校で希望がないのに出向(転任)させるなんて、教員の生活や人権無視の不当労働行為になります。付属小でも基本は同じでしょう。そして、こんな機械的な出向をさせて、子どもたちが更に傷つき、人間不信になるのは目に見えています。意見や考えの違う人は排除していく、と教えていませんよね。多様性を認めあい、協働する力を育む学校で、処分のように先生がたを出向させたら奈良の教育行政、教育界の汚点として残りますね。
学長、校長として、子どもたちの目を正面から見られますか?偏った報道で傷ついた上に、大好きな先生たちと引き離すことはしないでください。もうこれ以上、子どもたちを悲しませないでください。教育者としての道を誤らないでください。子どもたちの声、保護者たちの声、教員たちの声を真摯に聞いて、命を輝かせる教育をしていることに誇りをもってください。 元公立小学校教員