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Yahoo!Japanニュース 前屋毅さんの記事(2024.3.30)

Yahoo!Japanニュースに前屋毅さんが、「奈良教育大は附属小の創造的な教育実践を『不適切』と切り捨てた。教育大として『不適切』なのでは?」という記事を書いておられます。


31日の市民集会でもご報告いただく中嶋哲彦先生(名古屋大学名誉教授)へのインタビューをもとにした記事です。



おわりの方を抜粋して紹介させていただきます。


|学校現場を信用しない行政


―― 迷惑を被るのは子どもたち、ということになります。管理を強くして、文部科学省や教育委員会は、いったい何をしたいのでしょうか。


中嶋 日本の教育行政の特徴と言っていいとおもいますが、現場を信用せずに、教育は国家の事業だとおもっています。政府の文書には、教育は統治行為だという表現さえあります。個人の成長を公教育制度で保障していくのではなく、国家に必要な人材を養成するのが教育だと位置付けているわけです。


 明治時代の考えですが、いまの政策立案者もそこから抜け切れていない。だからこそ、国家が縛っていく姿勢になっているわけです。


 国会に必要な人材を養成するのが教育の目的だとは、教育基本法とか学校教育法には明記されていません。それでも教育組織の川下にいけばいくほど、その考えに凝り固まっている。地方の教育委員会が典型で、統制的な体制を強めようとしています。


―― 今回の件でも奈良県教育委員会が発端となっていて、統制的な体制の強化のために附属小批判があるような気がします。


中嶋 そういう効果のある動きを、奈良県教育委員会がしていることはいえるとおもいます。


―― 附属小は、国家のための人材育成ではなく、個人の成長を支えるための教育をしてきたとおもいます。それが攻撃されているとも考えられます。


中嶋 個人の成長を重視してきたのが、附属小の実践ですね。そういう努力を、創意工夫しながら教員はやってきています。


 ただ、個人の成長を支える教育実践が、国家のためにならないかといえば、そんなことはありません。附属小で大事にしているのは、子どもたちが自分で発見し、考え、学んでいく力を育てる実践です。


 いまから必要なのは、そういう人材なはずです。そういう人材が、これからの社会に役立ってくれるはずだし、国のためになるはずです。そういう教育を批判して潰すことは、国のためにならないことになります。


 
 

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